赤穂の志ほ万

塩見饅頭(しおみまんじゅう)

子供の頃から知っているお饅頭

なんで、あんこ入ってるのに
塩なの?と
子どもの頃に母に問うてみましたら、
塩はね、甘さを引き立てる役目もあるから、ええ塩梅で作られてるのと
分かったような分からんような話を聞き流ら食べておりました。

今日いただいた塩味饅頭
中には、下記の文章が入っておりました。

志ほ方のいわれ

播州赤穂五万三千石の城主で、
波乱の最期を遂げた
浅野内匠頭長矩公は、
生前、石州流の茶道を嗜み
書は北島雪山に師事して能筆
さらには梅谷と号して
絵にも優れた才人でした
その長矩公に茶の伴として好んでいただいた菓子が、姫路の菓子製法に学び
赤穂産の塩を配合した赤穂徴頭でした

やかて長矩公が江戸参勤の折、土産として将軍家に献上し、
諸国の大小名の許にも贈られたため
その名は広く知れ渡り、賞賛されるようになったのです

のちに江戸より
菓子職人をはるばる赤穂にまで招き、
洗練された腕によって、
歯ざわりも柔らかく、
味に磨きがかかってより格調高く、
まろやかで絶品の風味と変わりました

以後、この誉れ高き銘葉は今日に至り。数の栄誉のる賞を拝受しました

今も変らず、多くのみなさまに
この歴史とのれんを誇る
熟成された元禄の味「志ほ万」をご賞味いただております
敦白

今は殆ど時代劇がTVの番組から消えましたが、12月になると赤穂浪士の大河ドラマが流れていました。

今日は、少し子どもの頃にかえった気分になり、塩味饅頭いただきます。

懐かしい味 ありがとうございました
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