バーボンとは(歴史)
2024年6月22日
バーボンが生まれた背景に大きく影響しているのが、1790年代に起こったウイスキー戦争。これは、建国まもないアメリカ合衆国政府が、財政を安定させるために設けた「ウイスキー税」に反対する人たちが起こした暴動のこと。
ウイスキーの祖国であるスコットランドやアイルランドからアメリカに移住してきた人たちは、畑を耕す合間に余った穀物を使ってウイスキーづくりを細々と続けていましたが、ウイスキー税の導入で生活が窮地に立たされたのです。
そこで、その税から逃れるために当時まだアメリカ合衆国に属していなかったケンタッキー州やテネシー州へウイスキー生産者たちが移り住み、この地の特産品であるトウモロコシを主原料としたウイスキーを作り始めました。すでにケンタッキー州では、バーボンの祖といわれる牧師、エライジャ・クレイグ氏によってバーボン造りは始まっていましたが、多くの移民たちが加わることでさらにバーボンづくりが盛んになりました。
順調に成長を続けたアメリカのウイスキー業界でしたが、1920年に施行された禁酒法で状況が一転します。一部、医薬目的として蒸留を公式に許可された蒸留所もありましたが、20世紀初頭に3000軒近くあったといわれる蒸留所は、禁酒法の煽りを受けてほとんどが廃業に追い込まれる事態に。1933年には禁酒法が廃止されましたが、そのダメージはあまりにも大きく、禁酒法時代に台頭したカナディアンウイスキーの売り上げを大きく上回ったのは禁酒法廃止から77年後の2010年。その痛手の大きさがよくわかります。
現在は、再び息を吹き返し、歴史ある蒸留所のほか、小規模で個性的なウイスキーをつくる蒸留所も出てきています。
当店では公式LINEからご予約頂くと
嬉しいサプライズ特典がついてきます!
#北新地スナック #北新地 #北新地カラオケ #北新地ディナー #北新地グルメ #北新地ママ
Language
日本語