アイリッシュウイスキーの特徴
2024年7月13日
アイリッシュウイスキーの特徴とは。
ウイスキー初心者でも、とっつきやすいといわれるアイリッシュウイスキー。
その特徴は、ライトボディで雑味が少なく、すっきりとした味わい。
そしてシトラスフルーツやトロピカルフルーツ、
キャラメルなどを想起させることもある華やかな香り。
スモーキーなスコッチウイスキーとは明らかに違いますね。
そんなアイリッシュウイスキーの特徴は、造り方によるところが大きいのです。
まずは、アイリッシュウイスキーの定義は、次のとおり。
1.穀物を原料とする
2.アイルランドで醸造(糖化/発酵)、蒸留、熟成をする
3.容量700リットル以下の木製樽で3年以上熟成する
4.アルコール度数94.8度以下で蒸留
5.瓶詰時のアルコール度数は40度以上
そして、レギュレーションではないけれど、蒸留を2~3回行います。
原料が穀物オンリー。
これはスコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーと同じですが、
基本的にピート(泥炭)は使っていません。
そのためピート由来のスモーキーな香りというよりも、
原料がもつ芳醇な香りがダイレクトに伝わってきます。
そして3回蒸留など、蒸留を重ねる丁寧な仕事により、
軽くてクリーン、なめらかな風味、さらに雑味のないクリアな味わいが生まれるのです。
注目したいのは、アイリッシュウイスキーには樽の材質や穀物の種類に決まりがないこと。
これにより、革新的な方法をあれこれ挑戦することができます。
例えばスコッチウイスキーのカスク(樽)はオーク材でなければなりませんが、
アイリッシュウイスキーはオーク以外の木を使うことも可能です。
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